虚構フォレスト
人を騙したりせず正直に生きてきた
だが 逃避したい現実 得られないもの
人には話さない過去 泣きたくても笑う自分
それら全てが紡ぐ夢
現実か 虚構か その中間
あいまいで だが 見たものは細かく描かれ
いつまでも忘れることができない
存在しない森
ずっと探し続けている 救いの光を
虚構の中にも希望はある
これは私が子供の頃に見た夢の再現
大切なものを失う夜
私はその時の情景を
忘れることができなくなった
私は夢を見るようになった
それは夢なのに
今でも私の手にはその感触が忘れられない
私は憎しみから逃れたくて森を歩く
私は自由を求め森を歩く
私は私を抱きしめてくれる人を求め森を歩く
それは暗闇に光を求めるようなもの